シンボル
今の家に住むようになって、今年で23年になる。23年という年月で、私の地元は大きく変化した。
かすかな記憶であるが、私が今の家に引っ越してきた当初、その周囲には住宅地やスーパー、大きな工場がある程度で、本当に何もなかった。それから大きな家電量販店が建ち、コンビニエンスストアが建ち、ホームセンターが建ち、そして大きな集合住宅が建ち並んだ。大きな公営プールも建った。今振り返ると、この23年でここでの生活は飛躍的に充実した。
一方で、なくなっていくものもある。地元には、「シンボル」ともいえる建物があった。高さが150mもある非常に高い建物で、とても目立つカラーデザインをしていた。遠出からの帰り道にその建物が見えると、「帰ってきたんだな」と安心したし、それがひとつの楽しみとなっていた。その建物の近くに私の出身中学校があるのだが、中学時代にそこのグランドからその建物を見るたび、こっちに倒れてくるんじゃないかという変な不安を感じたものだ。
その建物が最近取り壊され始めた。上から少しずつ壊されていったのだが、今では建物のほとんどがなくなってしまった。壊されているのを間近で見たとき、無性に寂しくなってしまった。
シンボルがなくなる虚しさは果てしなく大きい。
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コメント
あの目立つ建物が無くなっちゃったんですか





そぉいえば、最近見てなかったかも
あの建物見ると、『彼処は○○市やなぁ』と思ったりしてたんですけどね
慣れ親しむ物が無くなると寂しいですね…
投稿: 松下 | 2008年12月 4日 (木) 18:25